もう迷わない!在留資格更新の必要書類、入管HPでの見つけ方をステップ解説【更新申請のきほん⑤】
- しずか 若林
- 7月11日
- 読了時間: 3分
更新日:7月18日
皆さんこんにちは。行政書士の若林しずかです。
さて、これまで4回にわたり、在留資格更新の基本から審査のポイント、具体的な手続きの流れまでを解説してきました。いよいよ最終回となる今回は、最も実践的な「ご自身の在留資格に必要な書類を、出入国在留管理庁(入管)の公式ホームページで間違いなく見つける方法」を、実際の画面をイメージしながら、ステップ・バイ・ステップで解説します。
なぜ公式HPで確認することが重要なのか?
インターネット上には、ビザ申請に関する情報が溢れていますが、中には情報が古かったり、不正確だったりするものも少なくありません。必要書類は法改正などで変更されることもあります。
唯一の、そして最も正確な情報源は、出入国在留管理庁の公式ホームページです。 申請準備の第一歩は、必ずこの公式サイトで最新の情報を確認することから始めましょう。
ステップ・バイ・ステップ:必要書類ページへのアクセス方法
それでは、さっそく手順を見ていきましょう。ご自身の在留資格が「技術・人文知識・国際業務」であると仮定して進めてみます。
Step 1: 「出入国在留管理庁」のトップページにアクセス

Step 2: 「在留手続」のメニューを探す

Step 3: 「在留資格一覧」からご自身の資格を選択

Step 4: 「在留期間更新許可申請」のリンクをクリック

Step 5: 必要書類リストを確認・ダウンロード

おめでとうございます!今開いているのが、あなたの在留資格更新に必要な、公式の書類リストです。
このページでは、以下のものが手に入ります。
申請書(PDF/Excel形式): ダウンロードして使用します。必ず最新の様式を使いましょう。
提出が必要な資料の一覧: 所属する企業のカテゴリー(会社の規模など)によって提出書類が変わるため、ご自身の状況に合ったリストをよく確認してください。
提出書類のチェックリスト: 準備の際に漏れがないか確認するために活用できます。
【重要】このリストは「最低限」の書類です
最後に、非常に大切な注意点をお伝えします。この公式ホームページに記載されている書類リストは、あくまで「単純更新」を想定した最低限のものです。
第3回の記事で解説したように、
転職や離婚など、前回の申請時から状況の変化があった
税金の未納や交通違反など、在留状況に懸念がある
といった「難易度の高い更新」に当てはまる場合は、このリストの書類に加えて、状況を説明するための「理由書」や、その内容を裏付ける「立証資料」を自ら準備し、提出する必要があります。
審査官が抱くであろう疑問に対し、先回りして丁寧に説明し、納得してもらうことが、許可を得るための鍵となります。
まとめ:公式情報で、確実な一歩を
在留資格の更新手続きは、ご自身の日本での生活の基盤を守るための、非常に重要な手続きです。その第一歩は、正しい情報を、信頼できる場所から得ること。今回の手順で公式HPにアクセスし、ご自身の状況と照らし合わせながら、計画的に準備を進めてください。
そして、もしご自身のケースが「単純更新ではないかもしれない」と感じたら、一人で悩まず、ぜひ専門家にご相談ください。
【文責:行政書士わかばやし事務所 代表 若林 しずか】


